BricsCAD®には、様々なニーズに対応できるよう、複数のライセンス種類が用意されています。BricsCAD®の各ライセンスの特長について解説致します。
ライセンスオプション
ライセンスには以下のようなオプションがあります。
シングルユーザーライセンス
BricsCAD®のシングルユーザーライセンスは、単一ユーザーのご利用に最適なライセンスです。
＊BricsCAD V25.2（英語版）のリリースと合わせて 2025年3月17日よりシングルライセンス利用規約に変更がありますのでお知らせいたします。
永続ライセンス、サブスクリプションそれぞれで提供しているシングルライセンスは、これまで、2台のPCに認証してどちらか一方のみご利用いただける形でバックアップ用の認証を許諾していましたが、意図の有無によらず利用許諾（EULA）違反を誘発してしまう状況であった為、改定されました。
これにより、2025年3月17日以降に購入されたライセンスは、常にPC 1台でのライセンス認証となります。
これは、例えばデスクトップ PCとノート PCで、利用の切り替えを行いたい場合に、必ずライセンスの認証を移動してご利用頂く必要があることを意味します。
2025年3月17日以前に購入されたライセンスの扱いについて
既に認証されているライセンスについては、引き続きご利用いただけます。ただし、同時に2台でご利用されますと利用許諾違反となりますのでご注意願います。
メンテナンスやサブスクリプションを更新日までに更新されなかった場合、新規ライセンスの扱いになります。
ライセンスの解除忘れによるウェブサイト上での認証無効化については上限2回までで変更ありません。PCの刷新などの際に、ライセンス解除を忘れないようにお気をつけ願います。
ネットワークライセンス
ネットワークライセンスは、複数のユーザーが、同じライセンスを共有してBricsCAD®を利用できる仕組みです。会社のネットワーク内にライセンスサーバー（Reprise を利用）を設置し、そこにBricsCAD®のライセンスを集めておくことで、複数のユーザーが同時にBricsCADを使うことができます。事前に Bricsys®から許諾を得ることで VDI での利用も可能です。
ボリュームライセンス
ボリュームライセンスは、ひとつのライセンスキーが購入頂いたシート数分認証できるライセンスです。ユーザーに対して単一のライセンスキーを使い、購入頂いたシート分を認証してお使い頂けます。
例えば、30ライセンスご購入された場合、従来のシングルライセンスであれば30個のライセンスキーが必要になりますが、ボリュームライセンスならたった1つのライセンスキーで、CAD利用者には同じキーで認証頂きます。
＊ボリュームライセンスはBricsys®のeStoreではご購入頂けません。販売代理店様からご購入下さい。
アカデミックライセンス
学生、学部、教員、そして教育機関の皆さまに、すべてのBricsCAD®ソフトウェアを1年間無料で提供するアカデミックライセンスをご用意しています。学生の方は、現在の学生証の情報をご提出いただくことで、毎年ライセンスを更新することができます。
ご利用を希望される方は、アカデミック情報を入力して登録をお願いいたします。（学生、または学校/教師としてご登録頂けます）
アカデミックライセンスにも、シングルユーザー、ネットワーク、またはボリュームライセンスがございます。また、アカデミックライセンスは複数年の提供はしておりませんので、毎年の申請が必要です。
永久ライセンスとサブスクリプション
上記でご紹介したライセンスオプションに対して、BricsCAD®のライセンスには、永久ライセンスとサブスクリプション（期間レンタル）という2つの購入方法があります。
- 永久ライセンス: 一度購入すれば、期間制限なくずっと使い続けられるライセンスです。
- サブスクリプション（期間ライセンス）: 一定期間ごとに契約を更新するライセンスです。サブスクリプションの期間は、通常1年または3年から選ぶことができます。
サブスクリプションの更新について
サブスクリプションの契約期間が終了する前に、自動更新に関する通知が届きます。この通知を確認し、契約を延長するか、それとも契約を終了するかを決定することができます。
Maintenance (メンテナンス）
Maintenanceは、BricsCAD®のソフトウェアを常に最新の状態に保ち、より快適にご利用頂くためのサービスです。メジャーバージョンのアップグレードなどの特典を含んでいます。
サブスクリプションはMaintenance込みの費用となりますが、永久ライセンスの場合は、ライセンスの種類によって扱いがことなります。
シングルライセンス・ボリュームライセンス
初年度必須、2年目以降の継続は任意ネットワークライセンス：
初年度必須、2年目以降の継続は任意。メンテナンスを継続する場合は保有シート全数での更新となります。またライセンストラブル時に柔軟な対応を行うために継続を強くおすすめします。
Maintenanceを更新頂くと、費用面やサービス面でお得になるように構成されています。
以上、BricsCAD®のライセンスの特徴について解説しました。
ライセンスの種類はLite、 Pro、BIM などの製品レベルごとにありますので、事情にあった選択でご活用頂けます。
